平成28年7月号 私の浮世絵コレクション(ガチャガチャ冨嶽三十六景)
今月もガチャガチャコーナーで優れものを発見した。 葛飾北斎「冨嶽三十六景」から5つの作品が額に入って出ていた。
《神奈川沖浪裏》 |
北斎の傑作中の傑作。日本史の教科書にも必ずといっていいほど出てくる有名な作品。
《凱風快晴》 |
こちらも《神奈川沖浪》と並んで有名な作品。「赤富士」と呼ばれている。
《凱風快晴》の「赤富士」に対してこちらは「黒富士」。
富士山の裾野に広がるのは積乱雲と稲妻。
《尾州不二見原》 |
丸い桶の中から見える富士山。よくこんな構図を考えたものだと、ひたすら感心してしまう。
「冨嶽三十六景」は最初に出版された三十六景が好評だったので、のちに十景が追加され四十六景になった。
今回このシリーズで出たのはそのうちの五景だけなので、続編も期待したい。
それに、歌川広重の「東海道五拾三次」や「名所江戸百景」なども出てくるといいのだが、と欲張ってみたくなる。