2020年8月23日日曜日

平成27年11月号 さようなら「ヘリ搭載護衛艦」

平成27年11月号 さようなら「ヘリ搭載護衛艦」


対潜掃討部隊の中核となるヘリコプター空母の建造を早くから計画していた海上自衛隊であったが認められず、その代替として昭和48年から56年の間に大型対潜ヘリコプターを3機搭載した「ヘリ搭載護衛艦(DDH)」4隻が建造され、護衛艦隊に配備された。


ヘリ搭載護衛艦
 はるな型
  DDH-141 はるな 昭和48年2月22日竣工 平成21年3月18日除籍
  DDH-142 ひえい 昭和49年11月27日竣工 平成23年3月16日除籍
 しらね型
  DDH-143 しらね 昭和55年3月17日竣工 平成27年3月25日除籍
  DDH-144 くらま  昭和56年3月27日竣工


長らく護衛艦隊における「ヘリ空母」の役割を担ってきた「ヘリ搭載護衛艦」であったが、平成21年以降全通甲板式のヘリ搭載護衛艦「ひゅうが」「いせ」「いずも」が順次護衛艦隊に編入されるのに伴い、
「はるな」「ひえい」「しらね」は退役し、最後に現役で残っている「くらま」も、現在建造中の「かが」が就役する平成29年3月ごろには退役予定である。
そこで今月は、30年以上に渡り現役を続け、日本の海を守り続けてきたヘリ搭載護衛艦に「長い間お疲れ様でした」という気持ちを込めて「しらね」「くらま」に登場いただくことにした。
キットはエフトイズの1/1250スケール現用艦船キットコレクションVol.1(昨年6月発売)の「しらね」(左)と、同じくVol.2(今年4月発売)の「くらま」(右)。
(「くらま」はシークレット。このキットをゲットしたとき「よし、この2隻を並べたシーンを作ろう」と思った。)




「しらね」に着艦直前のSH-60K。右はヘリ甲板の様子。


ヘリ甲板のマーキング。


こちらは艦橋部分のアップ。
最近の護衛艦には見られなくなったが、煙突とマストが一体となったマック構造がかっこいい。
実はこのマック構造、個人的にはとても好きなのだが、「たかつき」型に始まり、「はるな」型、「たちかぜ」型、「しらね」型と続いたマック構造の護衛艦が次々に退役したので、「くらま」が最後の現役艦となってしまった。



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