2020年9月4日金曜日

平成28年2月号 零戦再び

平成28年2月号 零戦再び


零戦が日本の空を舞った。
先月27日、復元された零戦が海上自衛隊鹿屋航空基地を飛び立った。
ネットで紹介されていた動画はほんの数分であったが、それでもエンジン音のうなりを上げながら飛び立つシーンや軽やかに空を舞う姿は感動的だった。
当時の日本の技術の粋を集めた傑作機「零戦」。
太平洋戦争緒戦では向かうところ敵なしの活躍をしたが、その後米海軍のグラマンを相手に苦戦を強いられ、
最後には特攻にも狩り出された零戦。
まるで日本の命運を象徴するような零戦が戦後70年を経て故郷の空を舞ったのだから、こんな素晴らしいことはない。


そこで今月は私の零戦コレクションから1/144零戦を紹介したい。
キットは海洋堂が原型を制作し、タカラが2006年に販売した「ワールドウィングミュージアム3」。
全部で14種類あるうち11種類をゲットしたので、ひな壇式のコレクションボックスにぎゅうぎゅうに詰めてみた。




下の写真の上段右が比島作戦で空母部隊に配属された第六五三航空隊所属機(零戦五二型)。その左が、赤い一本の帯が目印の空母「赤城」搭載機で、その左が胴体部分の青い二本の帯が目印の空母「飛龍」搭載機(いずれも零戦二一型)。

前段右は、零戦一一型にフロートを装着した二式水上戦闘機で迷彩塗装と灰色塗装バージョン。この二種類は着水時を再現した海面つき。
その左は長崎県の大村基地で終戦を迎えた第二○三航空隊所属機(零戦五二丙型)。


下の写真の上段右は、まだら迷彩の米復刻機(零戦五二型)、その左は「大空のサムライ」坂井三郎搭乗機(零戦二一型)。
前段右は零式練習戦闘機 柿色塗装、その左が戦闘ダメージバージョン。敵機の攻撃を受け火を噴く痛ましい姿は、速度、航続力、旋回性能、武装など海軍の高い要求を満たすため、防御力が犠牲になった零戦のもろさを物語っている。その左隣が零式練習戦闘機の特別攻撃機バージョン。

14種類のうち3種類は台座にローラーが着いて、前にコロコロ動かすとプロペラが回転する仕組みになっている。




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