2020年9月4日金曜日

平成28年1月号 日月山水図屏風

平成28年1月号 日月山水図屏風


あけましておめでとうございます。
おかげさまで「今月のコレクションボックス」も5年目を迎えることができました。
今年も毎月楽しい企画を出していきますので、今後ともご愛顧のほどよろしくお願いいたします。
今年は申年にちなんでかわいいお猿さんを乗せた鏡餅を近くのスーパーで買いました。


さて、今年の第一号は、久しぶりににお目にかかることができた大阪・金剛寺の「日月山水図屏風」。
「日月山水図屏風」を初めて見たのは5年前に世田谷美術館で開催されていた特別展「白洲正子 神と仏 自然への祈り」。
この年の3月11日に発生した東日本大震災の影響で多くの美術館が美術展を中止する中、世田谷美術館は震災後も「白洲正子展」を開催し続けていた。
震災直後はコンビニの棚から品物がなくなったり、計画停電で街が真っ暗になったりして、街じゅうが殺伐とした雰囲気に包まれたいたので、
震災で被害を受けた方々には申し訳ないが、心のやすらぎがほしいと思っていただけに、美術展が普通に開催されているだけでもありがたかった。
その上、目の当たりにしたのがこの迫力の大画面。私の心はすっかり圧倒されてしまった。

重要文化財《日月山水図屏風》大阪・金剛寺

(日月山水図屏風は世田谷美術館のパンフレットを借用して、黒画用紙に貼り付けた。畳の上に置く感じを出したかったので、コレクションボックスには東急ハンズで購入した畳模様のシールを張った。)

当時は時期が時期だけに冷静に見ることができなかったのかもしれない。
サントリー美術館で開催中の「水-神秘のかたち」では屏風の近くまで寄って、前回は気が付かなかった木々の葉の細部までじっくり見ることができた。
見れば見るほど素晴らしい。
こうなったら、今度は大阪・金剛寺まで行って、実際にお寺の中で見るしかない。
春と秋に特別公開していて、ガラス越しでなく、直に見ることができるようなので、いつかはぜひ行ってみたいと思う。



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