平成24年9月号 レオナルド・ダ・ヴィンチ
先月、近くの家電量販店のガチャガチャ・コーナーをぷらぷら歩いていたら「レオナルド・ダ・ヴィンチ コレクション」というのを見つけた。写真だけ見るとよさそうな感じなので、「モナ・リザ」だけでも手に入れようと思っていくつか出してみたが、どれも結構いい出来なので、結局、全種類ゲットするまで粘ってしまった。
さらに家に帰って中を開けてみると、ただ置いて見るだけでなく、動かしたり、いじったりするものもあってどれも面白い。
そこで今月は予定を変えて、「レオナルド・ダ・ヴィンチ」を紹介します。
まずは「ラ・ジョコンダ(モナ・リザ)」と「洗礼者ヨハネ」。
この2枚の絵はいずれもルーブル美術館に所蔵されている。
20年以上も前になるが、パリに2泊したときルーブル美術館にも行った。ただ、その時は、オルセー美術館の印象派の絵画と、マルモッタン美術館のモネの睡蓮の連作を中心に見るつもりでいたため、あまり時間がとれず、本当に駆け足で「モナ・リザ」、「アフロディーテ(ミロのビーナス)」、「サモトラケのニケ」といった主だった作品だけを見て出て行ってしまった。
それでも、「モナ・リザ」は、見ている人も少なく、すぐ目の前でゆったりと見ることができたことはよく覚えている。
ガチャガチャのカプセルに入っていた説明書を見ると、「モナ・リザ」と「洗礼者ヨハネ」は同じ「ジョコンダの間」に展示されている、と書いてあるが、その時は「洗礼者ヨハネ」は気がつかなかった。
これではもったいないので、次にパリに行ったときには、ルーブル美術館の中をゆったりと歩きたいと思う。
次は教科書などでよく見るレオナルドのスケッチ。
左は「レオナルドの肖像」、右は「ウィトルウィクス的人体図」。
上の4つのアイテムは磁石になっているので、メモなどをホワイトボードや冷蔵庫に貼っておくのにも使える。
次は、左上から「アーマードカー」、「鏡文字ツール」、下が「クリプテックス」。
「アーマードカー」は、レオナルドの手稿から見つかったもので、黒い砲身を周囲に張り巡らせた装甲車。プルバックするとジグザグに走るが、そうやって敵を攪乱するつもりだったのだろうか。
ヘリコプターのスケッチは有名だが、こんなものも考えていたのだ。
鏡文字とは左利きのレオナルドが書いていた左右反転した文字のことで、左型のページに書きたいものを置き、中央の黒い板に写った文字を右の白いページに書いていくと、レオナルドと同じ鏡文字が書けるというもの(上の写真下)。
「クリプテックス」はダイヤル式の小型金庫で、正しい文字列を並べると中の筒が出てくる。
そして最後がレオナルドの名画をスライドで写し出すことができるプロジェクター。
こんな小さいプロジェクターでも全部で6点の作品を見ることができる。
説明書の、上から「受胎告知」(フィレンツェのウフィツィ美術館)」、「最後の晩餐」(ミラノのサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ修道院)、
「ラ・ジョコンダ(モナ・リザ)」と「洗礼者ヨハネ」、一番下の左が「白貂を抱く貴婦人」(ポーランド・クラクフのチャルトリスキ美術館)、右が「岸壁の聖母」(ルーブル美術館)。
さて、このプロジェクター、説明書のとおり試してみたが、ちゃんとしたスクリーンでなかったせいか焦点が定まらず、ぼんやりとした感じにしか映らなかった。
どれだけぼんやりしているかというと、このとおり。
なんとなく「最後の晩餐」かなというのは分かる。
私がミラノに行ってこの絵を見たのは、まだ修復前だった。ちょうど写真のようにおぼろげながら写っているという感じだったので、修道院に入って初めて見たときの感動を思い出させてくれた。
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20年以上も前になるが、パリに2泊したときルーブル美術館にも行った。ただ、その時は、オルセー美術館の印象派の絵画と、マルモッタン美術館のモネの睡蓮の連作を中心に見るつもりでいたため、あまり時間がとれず、本当に駆け足で「モナ・リザ」、「アフロディーテ(ミロのビーナス)」、「サモトラケのニケ」といった主だった作品だけを見て出て行ってしまった。
それでも、「モナ・リザ」は、見ている人も少なく、すぐ目の前でゆったりと見ることができたことはよく覚えている。
ガチャガチャのカプセルに入っていた説明書を見ると、「モナ・リザ」と「洗礼者ヨハネ」は同じ「ジョコンダの間」に展示されている、と書いてあるが、その時は「洗礼者ヨハネ」は気がつかなかった。
これではもったいないので、次にパリに行ったときには、ルーブル美術館の中をゆったりと歩きたいと思う。
次は教科書などでよく見るレオナルドのスケッチ。
左は「レオナルドの肖像」、右は「ウィトルウィクス的人体図」。
上の4つのアイテムは磁石になっているので、メモなどをホワイトボードや冷蔵庫に貼っておくのにも使える。
次は、左上から「アーマードカー」、「鏡文字ツール」、下が「クリプテックス」。
「アーマードカー」は、レオナルドの手稿から見つかったもので、黒い砲身を周囲に張り巡らせた装甲車。プルバックするとジグザグに走るが、そうやって敵を攪乱するつもりだったのだろうか。
ヘリコプターのスケッチは有名だが、こんなものも考えていたのだ。
鏡文字とは左利きのレオナルドが書いていた左右反転した文字のことで、左型のページに書きたいものを置き、中央の黒い板に写った文字を右の白いページに書いていくと、レオナルドと同じ鏡文字が書けるというもの(上の写真下)。
「クリプテックス」はダイヤル式の小型金庫で、正しい文字列を並べると中の筒が出てくる。
そして最後がレオナルドの名画をスライドで写し出すことができるプロジェクター。
こんな小さいプロジェクターでも全部で6点の作品を見ることができる。
説明書の、上から「受胎告知」(フィレンツェのウフィツィ美術館)」、「最後の晩餐」(ミラノのサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ修道院)、
「ラ・ジョコンダ(モナ・リザ)」と「洗礼者ヨハネ」、一番下の左が「白貂を抱く貴婦人」(ポーランド・クラクフのチャルトリスキ美術館)、右が「岸壁の聖母」(ルーブル美術館)。
さて、このプロジェクター、説明書のとおり試してみたが、ちゃんとしたスクリーンでなかったせいか焦点が定まらず、ぼんやりとした感じにしか映らなかった。
どれだけぼんやりしているかというと、このとおり。
なんとなく「最後の晩餐」かなというのは分かる。
私がミラノに行ってこの絵を見たのは、まだ修復前だった。ちょうど写真のようにおぼろげながら写っているという感じだったので、修道院に入って初めて見たときの感動を思い出させてくれた。
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