平成25年1月号 長谷川等伯
あけましておめでとうございます。昨年一年間お付き合いいただきありがとうございました。今年もおもしろい企画を展示していきますので、ご来場お待ちしております。
今月は桃山時代から江戸初期にかけて活躍した絵師、長谷川等伯。
まずは国宝「松林図屏風」(東京国立博物館蔵)。
金屏風がわりにおそなえの後ろに置いてみた。
これは3年前、没後400年の節目に開催された「長谷川等伯展」(2010年2月23日~3月22日)を見に行ったとき東京国立博物館で購入した絵はがき。
絵はがきだが、写真のとおり折り曲げて屏風のようにすることもできる。
閉館間際だったからだろうか、ほとんど見る人もいない静けさの中、この作品のもつ厳粛な空気を体じゅうで感じとったことを鮮明に記憶している。
それから8年後の「長谷川等伯展」でふたたび「松林図屏風」に出会うことができた。
「等伯展」は京都国立博物館でも開催され(2010年4月10日~5月9日)、京都でしか展示しない作品もあったので、ゴールデンウィークに京都でも見に行った。
東博では人が多く、落ち着いて見ることができなかったが、京都では人も少なくじっくり見ることができた。
今年は3年ぶりに東博で新年の特別公開をしているので、東博のキャッチコピー「博物館に初もうで」につられ、来週には「トーハクで等伯」を楽しむことにしている。
次もやはり3年前、京都・建仁寺の両足院で拝見した「竹林七賢図」。
両足院では毎年この時期に等伯の「竹林七賢図」や伊藤若冲の「梅雪雄鶏図」を特別公開している。
博物館の展示スペースでなく、畳の部屋で座って鑑賞する屏風絵は格別だったので、その時の雰囲気を再現してみた。
庭園の庭石と石畳はトミーテック社のジオコレシリーズの「日本庭園セット」、砂は東急ハンズで購入したジオラマ用の白い砂利。
畳は以前、100円ショップだったと思うがどこで買ったか忘れてしまった。コレクションボックスにはうってつけのアイテムだが、品数があまりなかったので多めに買うことができず、手元にはこの2枚しかないのが残念。
下の写真は、右隻と左隻のアップ。
パンフレットから絵を切り抜き、黒い画用紙に貼り付けた。
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