2017/12/12

平成29年12月号 進化するガチャガチャ(真珠湾作戦)

平成29年12月号 進化するガチャガチャ(真珠湾作戦)



机の上に突如として真珠湾攻撃隊がよみがえった!










空母「赤城」「加賀」「飛龍」「蒼龍」「翔鶴」「瑞鶴」はもちろん、戦艦「霧島」「比叡」、
重巡「利根」「筑摩」、さらには軽巡「阿武隈」や陽炎型駆逐艦までいる!

と、一瞬驚いたが、この真珠湾攻撃隊の正体は、タカラトミーアーツのホビーガチャ「洋上模型 
連合艦隊コレクション」第11弾 「真珠湾作戦」。
すっかりこのシリーズのスタンダードになった空母飛行甲板の木甲板部分のスジ彫りや、白線と
飛行甲板後端部分の着艦標識の紅白線の塗装が、一番全長が長い「赤城」でも13㎝しかない小
さなスペースにしっかりと再現されている。
白線が塗装されていなかったり、シールで対応していたこのシリーズ初期の空母とは比較にならな
いほど精巧な出来上がりになっている。

下の写真は真珠湾攻撃隊の前方部分。
左の手前から、軽巡「阿武隈」、奥に向かって陽炎型駆逐艦、重巡「利根」「筑摩」、戦艦「比叡」、
その後ろが戦艦「霧島」。
「阿武隈」の後ろは空母「赤城」、その奥が空母「加賀」。赤城の手前は陽炎型駆逐艦。


次に後方部分。
手前から、空母「飛龍」「蒼龍」「翔鶴」「瑞鶴」。


さらには艦載機セットのカプセルまで用意されている。
左から零戦二一型、九九艦爆、九七艦攻。


戦艦「比叡」と「霧島」の艦橋形状の違いを表現していても「比叡」の艦橋基部の形状が広がりすぎていたり、
陽炎型駆逐艦はよく見ると対空兵装強化後の状態だったりと、細かいところを気にしてはきりがないが、
細部にはこだわらず、気軽に艦隊編成が楽しめるのがこのシリーズの良さだと思う。

【「艦隊コレクション」インデックス】

平成26年8月号 現用艦船キットコレクション1海上自衛隊護衛艦
平成27年8月号 艦隊コレクション№1(ミッドウェイ海戦)
平成27年9月号 艦隊コレクション№2(Furuta 軍艦コレクションシリーズ)
平成28年3月号 艦隊コレクション№3(現用艦船キットコレクション2)
平成29年3月号 艦隊コレクション№4(南太平洋海戦)
平成29年4月号 艦隊コレクション№5(マリアナ沖海戦)
平成29年7月号 艦隊コレクション№6(呉空襲編 艦船キットコレクションFINAL)
平成29年11月号 パワーアップ!小沢艦隊


【「洋上バージョン」インデックス】

レイテ三部作
平成27年3月号 壮絶!西村艦隊
平成27年4月号 シブヤン海に消えた「武蔵」~奮闘 栗田艦隊~」
平成27年5月号 激闘!小沢艦隊

【ガチャガチャ護衛艦編シリーズ】

平成29年6月号 進化するガチャガチャ(護衛艦編)
平成29年10月号 進化するガチャガチャ(護衛艦編第2)


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2017/11/16

平成29年11月号 パワーアップ!小沢艦隊

平成29年11月号 パワーアップ!小沢艦隊


平成27年5月号で「激闘!小沢艦隊」を披露したときのラインナップは、エフトイズ「艦船キットコレクション」の空母「瑞鶴」、駆逐艦「秋月」「初月」に、タカラトミーのガチャポン「洋上模型 連合艦隊コレクション」からの航空戦艦「伊勢」「日向」だけであったが、このあと同年9月には同じ「艦船キットコレクション」シリーズからズバリ「エンガノ岬沖」で航空戦戦艦「伊勢」「日向」、空母「瑞鳳」、軽巡「五十鈴」、駆逐艦「若月」が発売され、さらに昨年12月に発売された「呉空襲編」には軽巡「大淀」が含まれていたので、小沢艦隊の参加艦の多くが揃うことになった。

そこで今回は、新たな艦を「編入」して拡大版小沢艦隊をお披露目してみたい。

題して「パワーアップ!小沢艦隊」。

さてここで、もう一度小沢艦隊の編成をおさらいしてみよう。

【小沢艦隊の編成」
 機動部隊本隊
  第三航空戦隊 空母「瑞鶴」「瑞鳳」「千代田」「千歳」
  第四航空戦隊 航空戦艦「伊勢」「日向」
  第三十一戦隊 軽巡「五十鈴」「大淀」「多摩」駆逐艦「霜月」「秋月」「初月」「若月」「槇」「桑」「杉」「桐」
  (下線はキット化されたもの)

そこでまずは「パワーアップ!小沢艦隊」の集合写真から。
実戦では栗田艦隊がレイテ湾に突入するのを助ける囮艦隊だったが、こうやって並べてみると結構強そう。





続いて「エンガノ岬沖」のラインナップのご紹介。
空母「瑞鳳」の飛行甲板の複雑な迷彩塗装もほれぼれするくらいきれいに再現されている。
下の写真は米空母「エンタープライズ」所属機が撮影した写真と同じ角度から撮ったもの。
(フルハル「瑞鳳」の飛行甲板は迷彩でなないので「マリアナ沖」の再現に使える!)


続いて航空戦艦「伊勢」(下の写真左)「日向」(同右)。


航空戦艦改装後の「伊勢」「日向」の相違点のポイントは、後檣部トップの放射線状に張り出したヤードの長さ。
「日向」はカットされて短くなっているが、「伊勢」改装前と同じく長いままである。
これを別パーツで用意したところがすごい!

下の写真の上の部品が放射線状に張り出したヤードの部品。左の「日向」のパーツの方が短くなっている。


「エンガノ岬沖」では、「伊勢」が洋上、フルハルともエンガノ岬以降の迷彩塗装、「日向」は洋上が迷彩塗装、フルハルが通常の塗装なので、組合せは次のとおり。

 「伊勢」 = フルハル「日向」の船体 + 「伊勢」または「日向」の艦底板 + 「伊勢」の後檣部パーツ
 「日向」 = フルハル「日向」の船体 + 「伊勢」または「日向」の艦底板 + 「日向」の後檣部パーツ

次に「エンガノ岬沖」の防空巡洋艦に改装された軽巡「五十鈴」(下の写真左)と「呉空襲編」の「大淀」(同右)。


同じく「呉空襲編」の「秋月」型駆逐艦の「宵月」は、キット化されていない「霜月」のかわりに並べた。
同じ「秋月」型駆逐艦でも「霜月」は前期型、「宵月」は後期型で艦首の形状が「霜月」と異なり直線的になるが、1/2000スケールでは気にならないし、「宵月」完成時には設置されていたとされる艦橋両側の機銃台も設置されていないので、特に違和感はないと思う。


【「艦隊コレクション」インデックス】


【「洋上バージョン」インデックス】


レイテ三部作
平成27年3月号 壮絶!西村艦隊
平成27年4月号 シブヤン海に消えた「武蔵」~奮闘 栗田艦隊~」
平成27年5月号 激闘!小沢艦隊

【ガチャガチャ護衛艦編シリーズ】

平成29年6月号 進化するガチャガチャ(護衛艦編)
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2017/10/10

平成29年10月号 進化するガチャガチャ(護衛艦編第2)

平成29年10月号 進化するガチャガチャ(護衛艦編第2)


今年6月に紹介したガチャガチャ(護衛艦編)の続編がさっそく登場!

スタンド・ストーン社の公式サイトに9月発売とのアナウンスがあったので、先月、近くの家電量販店に行ってさっそく買い込んできた。
ということで今回は「護衛艦編第2」をご紹介。

護衛艦編第2のラインナップの中で何と言ってもその大きさで目を引くのが、ヘリ搭載護衛艦「ひゅうが」。
前回の「いずも」は洋上バージョンだったが今回は堂々のフルハルバージョン。
飛行甲板上のヘリは今年3月に退役した海上自衛隊掃海ヘリMH-53E。「ちくま」に付属している。



続いてイージス艦「きりしま」(左)と「あたご」(右)。


そして第三世代汎用護衛艦「はるさめ」(左)、第五世代汎用護衛艦「てるづき」(中央)、地方隊配備用に平成元年から5年までに6隻建造された「あぶくま」型の「ちくま」(右)。


前回の護衛艦編と今回の両方を合わせるとこんなものすごい大艦隊が出現!


【「艦隊コレクション」インデックス】


【「洋上バージョン」インデックス】


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平成27年3月号 壮絶!西村艦隊
平成27年4月号 シブヤン海に消えた「武蔵」~奮闘 栗田艦隊~」
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【ガチャガチャ護衛艦編シリーズ】



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2017/09/10

平成29年9月号 呉空襲編(洋上バージョン)

平成29年9月号 呉空襲編(洋上バージョン)


おかげさまで大好評の艦隊コレクションシリーズ。今月は7月に紹介した呉空襲編の艦艇に他のシリーズの戦艦、空母を加えて豪華バージョンで「呉空襲編(洋上バージョン)」をご紹介。


昭和20年3月19日、呉軍港は米空母部隊の激しい攻撃にさらされ、航空戦艦「伊勢」「日向」、戦艦「榛名」、空母「天城」ほか多くの艦船が被害をこうむった。

そういった中、戦艦「大和」は巧みな操艦により被害を受けず、その後の作戦行動も可能であり、約1か月後の4月6日に沖縄に向けて出撃した。

キットは「大和」の最終時を再現したもので、エフトイズ艦船キットコレクション番外編の「戦艦大和の生涯」からもってきた。


続いて、写真右から戦艦「榛名」、航空戦艦「伊勢」「日向」。「伊勢」と「日向」は艦船キットコレクションVol.7「エンガノ岬沖」からもってきた。

両艦ともエンガノ岬沖海戦では迷彩塗装をしていなかったのに、なぜ迷彩塗装バージョンがあるのか不思議に思っていたが、ここでようやく納得した。

次に、写真右から空母「天城」「葛城」。「葛城」は度重なる空襲で被害を受けたが、行動可能であったので、戦後に復員輸送艦として活躍した。

「天城」は呉港外の三ッ子島に「葛城」といっしょに係留されていたので、「葛城」がいないと寂しいと思い、「葛城」のキットをタカラトミーアーツの「洋上模型連合艦隊コレクション」シリーズの第伍艦隊からもってきた。

潜水艦「伊-400」「伊-404」(写真右下)を加えて集合写真。こうやって見ると、台座からはみ出してしまうほどの堂々たる大艦隊だ。

(「艦船キットコレクションFINAL 呉空襲編」のラインナップは戦艦「榛名」、空母「天城」、軽巡「大淀」、駆逐艦「宵月」、潜水艦「伊-400」「伊-404」ですが、「大淀」と「宵月」は他の場面で登場する予定なので今回は制作しませんでした。ご了承ください。艦隊コレクションシリーズや洋上バージョンもまだまだ続きます。ご期待ください。)

【「艦隊コレクション」インデックス】


【「洋上バージョン」インデックス】


レイテ三部作
平成27年3月号 壮絶!西村艦隊
平成27年4月号 シブヤン海に消えた「武蔵」~奮闘 栗田艦隊~」
平成27年5月号 激闘!小沢艦隊

平成26年2月号 世界の戦艦(エフトイズ「バトルシップコレクション」)
平成27年11月号 さようなら「ヘリ搭載護衛艦」
平成28年6月号 進化するガチャガチャ(連合艦隊編)
平成28年12月号 南雲艦隊の軌跡

平成29年6月号 進化するガチャガチャ(護衛艦編)



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2017/08/11

平成29年8月号 進化するガチャガチャ(鳥獣戯画)

 

平成29年8月号 進化するガチャガチャ(鳥獣戯画)


こう毎日蒸し暑い日が続くとビールでも飲まないとやってられない。
シャワーを浴びてさっぱりしたところでビールをグラスに注いで、さて一口、と思ったところ、グラスのふちにはなんと鳥獣戯画に出てくる
玉座(?)に座ったカエルが「いったい、いつになったらこのコーナーで紹介してくれるんだ。」とばかりに座っている。


「わかった。わかった」ということで、今月はコップのふちにちょこんとひっかかる奇譚クラブ・PUTTITOシリーズを紹介しよう。

こちらは相撲をとるカエルとウサギ。これはウサギが投げ飛ばされているシーンだ。


続いて枝を持って逃げる猿と烏帽子をかぶった猫。


ウサギと蓮の葉の傘をもったカエル。



「どうだ」とばかりに全員集合。



ここまでしっかり紹介したのだからもういいだろう、ということで、ようやくグラスにビールを注ぎ、乾杯!


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2017/07/11

平成29年7月号 艦隊コレクション№6 呉空襲編(艦船キットコレクション FINAL)

 

平成29年7月号 艦隊コレクション№6 呉空襲編(艦船キットコレクション FINAL)

連載開始以来多くの方にアクセスしていただき大好評の「艦隊コレクション」シリーズ。
ご覧になっていただいているみなさま、どうもありがとうございます。
そこで今月も期待に応えて「艦隊コレクション」シリーズを紹介します。

今月のテーマは「呉空襲編」。

燃料不足で身動きがとれず呉軍港およびその周辺の島々に停泊していた残存艦艇の多くは昭和20年3月と7月に行われたアメリカ空母機動部隊を中心とした
連合国軍の攻撃で大きな被害をこうむった。
呉空襲はまさに帝国海軍のFINAL。栄光の歴史の終焉を見るのは辛いが、しっかりと記録にとどめなくてはと思う。

ラインナップは、上の段左から空母「天城」、戦艦「榛名」、下の段左から潜水艦「伊-400」「伊-404」、駆逐艦「宵月」、軽巡「大淀」。




はじめに空母「天城」。迷彩塗装がお見事!
右の写真はプロトタイプとなった空母「飛龍」とのツーショット。
艦橋の位置が左舷から右舷前方に変更され、昇降機が大型化され2基に減じられているが(「天城」は飛行甲板の迷彩塗装でよくわからないが)、
船体のサイズはほぼ同じなので、こうやって並べてみるとそっくりなのがよくわかる。
「天城」は3月19日、7月24日の空襲で損傷し、7月28日の空襲後、横転着底した。




戦艦「榛名」は、洋上バージョンが迷彩塗装で、フルハルバージョンはノーマル塗装だが、ノーマル塗装はレイテ作戦の第1遊撃部隊第2部隊の
再現で使いたいので、迷彩塗装とフルハルを組み合わせた。
「榛名」は3月19日、7月24日の空襲、その間の6月22日にはB29の直撃弾を受けたものの海上にその艦容を保っていたが、7月28日の攻撃でついに着底。



軽巡「大淀」、駆逐艦「宵月」。
「大淀」は3月19日、7月24日の空襲で損傷し、7月28日の空襲で横転擱座した。
昭和20年1月31日に竣工したばかりの「宵月」は、6月5日に触雷し小破した後、呉で対空戦闘に従事。
戦後は特別輸送艦として復員輸送任務に従事し、その後、中華民国に賠償艦として引き渡され「汾陽」と命名された。



潜水艦「伊-400」「伊-404」。
「伊-400」は昭和18年1月18日に呉海軍工廠で起工され、翌12月20日に竣工した。
「伊-404」は昭和18年11月18日に呉海軍工廠で起工され、昭和19年7月7日に進水して工事が進められたが、翌年に入り
空襲激化のため95%完成状態で工事が中断され、島陰に避難中に被爆大破し、7月28日に秘密保持のため自沈処分された。
そのためキットは塗装がまだ済んでいない状態を再現している。
一方、「伊-400」は僚艦「伊-401」とともに7月23日に大湊から米機動部隊の前進基地・ウルシー環礁攻撃に向かったが、終戦のため反転して内地に帰還した。
艦橋前方のカタパルトには付属の特殊攻撃機「晴嵐」を乗せてみた。




平成23年8月発売「真珠湾~1941」から始まったエフトイズの艦船キットコレクションも昨年12月に発売された「呉空襲編」でいよいよFINAL。
まだ発売されていない艦もあるので、これで終わってはさびしいな、と思っていたら、エフトイズ公式ブログによると新たな展開で再出発するとのこと。
続編を期待したい。



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2017/06/04

平成29年6月号 進化するガチャガチャ(護衛艦編)

平成29年6月号 進化するガチャガチャ(護衛艦編)


海上自衛隊最大の護衛艦「いずも」がガチャガチャワールドに出現!

カプセルを開けて三分割の船体をつなげると、全長はなんと12.4㎝、それにエレベーターの昇降もできる。



エレベーターは、飛行甲板前方と右舷艦橋後方の両方とも上下できる。
こちらが右舷艦橋後方のエレベーター。


右舷艦橋後部のエレベーターは手で上昇させることができるが、飛行甲板前方エレベーターを上昇させるにはどうしたらいいのかな、
と思い裏返してみると・・・



そう、この突起を押し上げると上昇する仕組みになっている。

スケールは1/2000。
「いずも」がどれだけ大きい護衛艦であるかは、同じスケールのタカラトミーアーツ「洋上模型 連合艦隊コレクション 十」の空母「大鳳」と比べてみるとよくわかる。
「いずも」は、基準排水量 19,500t、長さ 248m、幅 38m。
「大鳳」は、基準排水量 29,300t、長さ 260.6m、幅 30m(飛行甲板の中央部の幅)。
全長は「大鳳」がわずかに長いが、幅は見てのとおり「いずも」の方がかなり広い。



「護衛艦編」は全部で6種類。
下の写真左からイージス艦「こんごう」、その後ろが第三世代の汎用護衛艦「むらさめ」、手前が第五世代の汎用護衛艦「あきづき」。



続いて最新型の潜水艦「そうりゅう」と「うんりゅう」のセット(下の写真右)、一世代前の「おやしお」と「みちしお」のセット(下の写真左)。


潜水艦にはそれぞれ SH-60K 2機、オスプレイ 2機が付属しているので、「いずも」の甲板に乗せてみた。

護衛艦は艦底部分をはずすと洋上模型になる(「いずも」は洋上のみ)。






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2017/05/07

平成29年5月号 東京国立博物館 特別展「茶の湯」

平成29年5月号 東京国立博物館 特別展「茶の湯」


東京国立博物館で開催中の特別展「茶の湯」に行ってきた。
足利将軍家にはじまって、千利休、古田織部、小堀遠州、松平不昧、そして益田鈍翁ほか近代数寄者に連なる茶の湯の流れに沿って、茶の湯には欠かせない名物が展示されていて、中国から伝来した唐物(からもの)から、日本の焼物まで、貴重な名物を一度に見ることができた。


そこで今月は茶の湯にちなんで、ガチャガチャのエポック社「ミニジオラマシリーズ 茶室」をご紹介。




3センチ四方の畳一枚に納まる大きさのミニチュアでも、一つ一つの小物の出来栄えはグッド。
左から風炉釜(ふろがま)、その前に柄杓(ひしゃく)と蓋置(ふたおき)、風炉釜の右隣が、水指(みずさし)と建水(けんすい)、その手前が茶碗と茶筅(ちゃせん)、その右隣がお盆の上に棗(なつめ)と茶杓(ちゃしゃく)、その右隣にお茶と和菓子を三人前並べてみた。
そして背景は、茶室の壁をイメージして、薄茶色の画用紙を貼ったもの。

特別展[茶の湯」の会場内には古田織部の茶室・燕庵の再現展示があって、ここだけは撮影可だった。



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2017/04/04

平成29年4月号 艦隊コレクション№5 マリアナ沖海戦

平成29年4月号 艦隊コレクション№5 マリアナ沖海戦


先月に続いてエフトイズの1/2000スケール「艦船キットコレクション」シリーズをご紹介。

今月は平成25年(2013年)5月に発売された「Vol.4 マリアナ沖~1944」。



ラインナップは、上段が空母「大鳳」、前が左から戦艦「武蔵」、軽巡「矢矧」、駆逐艦「秋月」。

甲板に装甲を施した空母「大鳳」は、甲板の表面にラテックスを張っていたとされていたが、近年では木甲板であったという
説が出ている。「艦船キットコレクション」では、フルハルバージョンは木甲板説、洋上バージョンはラテックス説という粋な計らい。

洋上バージョンの空母「大鳳」。



次に、軽巡「矢矧」と駆逐艦「秋月」。軽巡と駆逐艦はこのシリーズ初登場。
全長わずか8㎝、6㎝余りという小さな船体に細かな武装や構造物が再現されている。



続いて戦艦「武蔵」。
「平成27年4月号 シブヤン海に消えた「武蔵」~奮闘 栗田艦隊」でも紹介したが、今回は新たに製作したもの。





去年12月に「艦船キットコレクション」のシリーズ9作目にあたる「FINAL 呉空襲~1945」が発売されたと思ったら、「現用艦船キットコレクション」の
方では、今年3月にシリーズ4作目にあたる「第一次総集編」が発売された。
このコーナーで紹介する「艦隊コレクション」は今月ようやく4年前に発売された「Vol.4 マリアナ沖」まで来たが、まだまだ先が長い。
発売のペースの早さに製作が追い付かない、といううれしい悲鳴をあげている。




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2017/03/06

平成29年3月号 艦隊コレクション№4(南太平洋海戦)

平成29年3月号 艦隊コレクション№4(南太平洋海戦)


今回紹介するのは平成24年(2012年)12月に発売されたエフトイズの1/2000スケール「艦船キットコレクションVol.3 南太平洋海戦~1942」。
昨年12月号「南雲艦隊の軌跡」で紹介した洋上バージョンに続き、今回はフルハルバージョン。



ラインナップは、上段左から空母「翔鶴」、空母「隼鷹」、手前左から重巡「筑摩」、重巡「高雄」。

南太平洋海戦には空母4隻、戦艦4隻、重巡8隻、軽巡2隻、駆逐艦24隻が参加した。

機動部隊本隊
 空母「翔鶴」「瑞鶴」「瑞鳳」
 重巡「熊野」 駆逐艦8隻
機動部隊前衛
 戦艦「比叡」「霧島」
 重巡「鈴谷」「利根」「筑摩」
 軽巡「長良」 駆逐艦7隻
前進部隊
 空母「隼鷹」
 戦艦「金剛」「榛名」
 重巡「愛宕」「高雄」「妙高」「摩耶」
 軽巡「五十鈴」 駆逐艦9隻

このうちキット化された空母は「翔鶴」と「隼鷹」。
米機動部隊に対して果敢な航空攻撃を行い、空母「ホーネット」沈没、空母「エンタープライズ」大破の戦果をあげた。


空母「翔鶴」

空母「隼鷹」

機動部隊前衛として米機動部隊の攻撃をひきつけた重巡「筑摩」と、前進部隊の護衛を務めた重巡「高雄」。

重巡「筑摩」

重巡「高雄」



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2017/02/05

平成29年2月号 ギターコレクション№2

平成29年2月号 ギターコレクション№2


先月、久しぶりにユーライアヒープの"Midnight"が聴きたくなって1976年にリリースされたアルバム”HIGH AND MIGHTY”をCDラックから取り出した。

イントロのメロディアスなギターフレーズ、高音部のヴィヴラートがきいたヴォーカル、ユーライアヒープ独特のミステリアスな雰囲気を醸し出すコーラス、そしてクライマックスの重厚なオルガンソロ。
曲のタイトルどおり学生時代によく真夜中に聴いて、自分もいつかは重厚なオルガンにメロディアスなギターフレーズをからめた曲を作って演奏してみたいと思っていたことを思い出した。
でも、こんな思いはすでにギターを手にしなくなって長い年月がたってしまい、いまだにかなわずにいる。



今にして思うと、アルバム”HIGH AND MIGHTY”は1970年のデビュー以来、数々の名曲を送り出したユーライアヒープの最後の輝きだった。

このあとオリジナルメンバーで情感たっぷりに歌うボーカルのデヴィット・バイロンや、オルガンやピアノだけでなく、"Midnight"のギターのようにメロディアスなギターを弾くケン・ヘンズレー、それにベースの腕前には定評があるだけでなくボーカルもできる元キング・クリムゾンのジョン・ウェットンが脱退してバンドは下降線をたどっていく。

デビット・バイロンの後任、元ルシファーズ・フレンドのジョン・ロートンは、ルシファーズ・フレンドの同名のファーストアルバムで見せた驚異的な張りのある高音は好きだったが、ユーライアヒープでは少し違和感があった。
やっぱりギターのリフが前面に出る曲向きのボーカリストだ。
それに、オルガンやピアノだけでなく、ものすごくセンスのいいギタープレイヤーでもあったケン・ヘンズレーが脱退したことも大きい。彼が一人でヴォーカル、キーボード、ギターをこなしているソロアルバム"PROUD WORDS ON ADUSTY SHELF"(1973)、"EAGER TO PLEASE"(1975)を聴くと彼のギタリストとしてのセンスがよく分かる。


さて、今回紹介するのは久しぶりのギターコレクションシリーズ。
第2弾は「けいおん!ギターコレクション」。
ラインナップは左から、フライングV、レスポール、ムスタング、ジャズベース。
特にレスポールのサンバーストの色合いが見事。




バックは、平成24年8月号で紹介したドラムセットの残りを組み立てたもの。



(今回から特集に関連する月のインデックスをつけました。この機会に過去の特集もぜひご覧になってください。)


【音楽シリーズインデックス】

平成24年8月号 ビートルズ
平成25年7月号 ギターコレクション


(追記)
今月号の原稿を書いていた1月31日、ジョン・ウェットンの訃報に接した。これも何かの偶然か。
”HIGH AND MIGHTY”の1曲目”One Way Or Another"はジョン・ウェットンが歌っている。
謹んでご冥福をお祈りします。

キング・クリムゾンの”Starless"を聴きながら



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2017/01/01

平成29年1月号 清水寺

平成29年1月号 清水寺


あけましておめでとうございます。
昨年一年間ご愛読いただきありがとうございました。
今年も毎月楽しい企画を出していきますので、おつきあいのほどよろしくお願いいたします。



今年の第一号は、京都に行けば誰もが真っ先に訪れる「清水寺」。


昨年秋ごろガチャガチャコーナーでよく見かけた「フィギュアみやげ」シリーズ。
ラインナップを見ると、北は北海道、みちのくから、東京、京都、大阪と来て、南は高知、沖縄まで、ちょっとしたおみやげに手頃なグッズがよりどりみどり揃っている。

その中でも特にほしかったのが、京都フィギュアみやげの「清水寺」。
そこでコインを入れてダイヤルを回すと、出てきたのはなんと「清水寺」!
お目当てのものがなかなか出てこなくて出費ばかりかさむこともあるガチャガチャなのに、全部で6種類のうちほしいものが1回で出てくるとは。
これは何とも運がいい。
その時、「これは縁起もの」と思い、今年の第一号に紹介することに決めた。

写真の清水寺の後ろは3年前の平成26年1月号で紹介した狩野永徳の「洛中洛外図屏風」。
金閣寺や銀閣寺もこのコーナーで紹介しているので、これからも京都の神社仏閣のミニチュアを集めて、いつかは立体洛中洛外図を完成させたいと、新春の夢を見ている。



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平成30年1月号 江戸琳派~酒井抱一~

平成30年1月号 江戸琳派~酒井抱一~  あけましておめでとうございます。 昨年一年間ご愛読ありがとうございました。 おかげさまで「今月のコレクションボックス」のコーナーも7年目を迎えることができました。 今年も毎月楽しい企画を紹介していきますので、おつきあいのほどよろしくお願い...